着付け教室ガイド

着付け教室にかかる費用は?事前に必要な金額を教えてもらえるかどうかがポイント

着付け教室に通う際に必要な費用として、まず思い浮かぶのは毎月の月謝(受講料)です。着付け教室の中には、この受講料を無料としたり、ワンコインの500円としているところもありますが、着付け教室に通うにあたって必要な費用は月謝だけとは限りません。

後から高額な費用を請求されないように事前に確認することが大切

例えばお免状を取得する場合には、そのための認定料が必要となりますが、着付け教室によっては、その費用を受講者に伝えず、免状を取得する段階になってから高額な費用を請求するといったケースもあります。

想定外の出費や無用なトラブルを避けるためにも、着付け教室を選ぶ際には、ホームページなどで必要な費用を確認したり、お月謝のほかに何にいくらぐらいの費用がかかるのか等を事前に問い合わせたりしてみるのも良いでしょう。

また、そういった問い合わせに対して、適当な言葉でお茶を濁さず、親切に答えてくれる着付け教室や、ホームページで必要な費用等を全て明示している着付け教室のほうが安心感は高いと言えるでしょう。

必要な費用は着付け教室によって異なりますが、「必要な費用が事前にわかる」ということが着付け教室選びの大切なポイントです。

必要な道具や小物類も確認しよう!手持ちのものを使うことが可能か確認を

また、着付けの際に必要な下着や小物類などの購入が必要かどうかも事前に分かっていれば安心です。

着付け小物は、すでに持っている小物や市販されている一般的な小物が利用できる着付け教室もあれば、指定された着付け小物を使用する着付け教室もあります。

使う道具と使わない道具が分かっていれば、不要な小物を買う必要はありませんし、すでに持っている小物があれば、使えるかどうかを着付け教室に確認するのもよいでしょう。

費用が安ければ安いほど良いというわけではない

一部の着付け教室では、受講料が無料のところもあります。ただし、国民生活センターには、無料の着付け教室での強引な販売によるトラブル事例も報告されていますので、そのようなトラブルに巻き込まれないような注意が必要です。

着付け教室のトラブル事例:無料着付け教室の無料商法・セミナー販売に注意

着付け教室に安さと安心のどちらを求めますか?

雑誌やインターネット等で着物や着付け教室の広告を見ると「無料」や「今なら浴衣が100円」などの安さをアピールしているものも見受けられます。

しかし、少し落ち着いて冷静に考えてみれば、全てが無料なら商売が成り立たないことに気づくはずです。100円の浴衣だけを買われてしまったら赤字になることもあるでしょう。

最終的に安さを取るか、安心感を取るかはあくまで消費者の選択ですが、目先の安さに走った結果、痛い目にあう可能性もあります。

人間関係もどんな商売も、どちらか一方だけが得をして、相手が損し続けるような関係は長くは続きません。

無料なのは最初だけということもあれば、受講料は無料でもその他に費用がかかったり、無料の代わりに販売会への参加を強制される可能性もあるかもしれません。100円の浴衣を買う前に、高額な着物を延々と見せられることもあり得ます。

見かけの安さよりも透明性が高く安心できる着付け教室を選ぶ

着付けに限らず、茶道や華道など習い事というのは、講師と生徒の信頼が大事になります。見かけの安さだけにとらわれず、相手と長期的な信頼関係が築ける着付け教室かどうかを判断基準にされるとよいでしょう。着付け教室にかかる費用の総額や進級する場合の費用などがホームページ等で公開されていると安心です。


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