着付け教室での指導には大きく分けて2通りの方法があります。1人の先生が何名もの生徒を同時に教える集団授業(グループレッスン)のやり方と、1人の先生に対して同時に1名~2名程度の生徒を指導する少人数制指導(個別指導)のやり方です。
グループレッスンの着付け教室の特徴としては、多くの生徒と一緒に授業を受けるため、たくさんの人と知り合いや友達になりやすいというメリットと、大人数の生徒に対して一斉に指導を行うため、先生の目が届きにくかったり、分からないところがあっても授業が先に進んでしまうといったデメリットが挙げられます。
また、スケジュールも事前に決まっているため、仕事などの都合で休まなければならないような場合、授業についていくのが難しくなります。
一方、個別指導の着付け教室の場合は、先生の目が届きやすく、先生と生徒のコミュニケーションも密に行われるため、分からないところがあっても質問しやすかったり、苦手なところに絞った練習ができたりと、着付けが上達しやすい環境であるというメリットが挙げられます。
個別指導のもうひとつのメリットとして、自分のペースで続けられるというメリットがあります。集団授業の場合は生徒全員が同じスケジュールで授業が進んでいきますが、個別指導の場合は、忙しいときや都合が悪い場合は、スケジュールを調整してもらうなど、柔軟な対応をしてもらうことができます。
ただし、個別指導のデメリットとしては、着付け教室によってはお月謝が高いところもありますので、事前に必要な費用等を確認することが望ましいでしょう。
無料や500円のワンコインの着付け教室がありますので、何よりも費用を最優先に考える場合はグループレッスンの着付け教室に通ってみるのも選択肢のひとつです。
ただし、月謝が無料や500円ということは、ボランティア活動でなければ、それ以外のところでお金が必要になる可能性(着物や帯の購入を勧められるなど)がありますので、その点については事前に理解しておいたほうがよいでしょう。
個別指導の場合は、グループレッスンよりも月謝が高いのが一般的です。安さよりも授業の分かりやすさや質問のしやすさなど、授業の内容や質を重視する方には個別指導の着付け教室がオススメです。
グループレッスンも個別指導もどちらにもメリットとデメリットがありますが、その上で自分にふさわしいのはどちらの着付け教室なのか?
多くの方の経験談や失敗談などをまとめた『知らないと後悔する着付け教室の話』も参考になりますので、ぜひご覧になってみてください。
参考記事:『グループレッスンと個別指導のどちらの着付け教室を選ぶ?』
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